一級建築士に
「今年こそ挑戦しようかな……」
そう思ってはいるものの、
- 何から始めればいいか分からない
- いきなり資格学校に行くのは少し気が引ける
そんな状態の人は、実はとても多いです。
今回は、
「一級建築士に挑戦すると決めたけど、最初の一歩が分からない人」
に向けて、一番おすすめの始め方を紹介します。
結論:まずは「過去問」から始める
結論から言います。
最初にやるべきことは、過去問です。
いきなり分厚い参考書を買ったり、
高額な資格学校に申し込む必要はありません。
まずは
過去問を解いて、試験のレベルと雰囲気を知ること
これが最優先です。
なぜ過去問から始めるべきなのか
一級建築士試験に限らず、
資格試験の世界ではよくこう言われます。
「過去問を制する者が、本番を制する」
一級建築士試験も例外ではありません。
- 出題形式がほぼ固定されている
- 論点が繰り返し出題される
- 過去問の理解=本試験対策になる
実際、
過去問20年分を完璧に理解できれば、合格ラインにかなり近づく
といっても過言ではありません。
まずはアプリでOK(法規以外)
おすすめなのは
「1級建築士 受験対策」アプリです。

このアプリは、
- 各科目の最初の単元が無料
- 解説付きで初心者でも分かりやすい
という特徴があります。
⚠️ なお、
法規は法令集がないと解けないため、
最初は以下の4科目だけでOKです。
- 計画
- 環境・設備
- 構造
- 施工
まずは腕試し|各科目1問やってみよう
計画
問題
建築士の行う設計業務等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 建築士は建築に係る専門家として、非専門家との間の知識や情報等の格差を埋める責任があり、アカウンタビリティ(専門家としての説明責任)の実践が求められる。
- プロジェクト達成にとって、リスク(不都合な情報)の積極的な共有による集団内での意思疎通をリスクコミュニケーションといい、その実践が特に重要である。
- 建築士が専門家として建築関連の法令を遵守する基本的な態度をコンプライアンスといい、遵守するべき対象は法令に限定されている。
- 建築士は、国家資格者にふさわしい国民の生命や財産を守る技術的資質や能力を自ら保持すべきとされ、業務独占を付与された資格者として高い倫理性が求められる。
環境設備
問題
建築環境工学における用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギー量を、視感度を基準として測ったものである。
- 空気齢は、室内のある地点について新鮮外気の供給効率を示すものであり、一般に空気齢が長いほど換気効率は低い。
- 新有効温度(ET*)は、湿度50%を基準として、人体の温冷感を表す指標である。
- A特性音圧レベルは、人の聴感補正を周波数別に行った音圧レベルであり、音の大きさの感覚に対応する。
構造
問題
建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 平均風速の高さ方向の分布を表す係数Erは、地表面粗度区分に応じて定められる。
- 基準風速は、過去の台風記録等に基づき、30m/s~46m/sの範囲で定められている。
- ガスト影響係数Gfは、風の時間的変動による建築物の最大応答を考慮するための係数である。
- 速度圧qは、基準風速Voの二乗および建築物の高さの平方根に比例する。
施工
問題
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリート中の塩化物イオン量が0.30kg/m³を超える場合には、鉄筋の防錆に有効な措置を講じなければならない。
- 仕上げなしコンクリートの中性化は、一般に屋内より屋外の方が早く進行する。
- 普通ポルトランドセメントを用いる水密コンクリートの水セメント比の最大値は50%である。
- 高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートの単位セメント量の最小値は290kg/m³である。
正解一覧
- 計画:3
- 環境設備:3
- 構造:4
- 施工:2
解説まとめ
計画(3)
コンプライアンスとは、法令だけでなく倫理・社会規範・社内ルールも含めて守る姿勢を指す。
「法令に限定される」という表現が誤り。
環境設備(3)
湿度50%を基準として温冷感を評価するのはPMV。
ET*(新有効温度)とPMVを混同しているため誤り。
構造(4)
速度圧 q は、
q = 0.6 × Er × Vo²
で表され、基準風速の二乗に比例する。
建築物の高さの平方根には比例しない。
施工(2)
コンクリートの中性化は、炭酸ガス濃度が高い屋内の方が進行しやすい。
「屋外の方が早い」という記述は誤り。
※ コンクリートの中性化は、一般に屋外より屋内の方が進行が早い。
まとめ|最初の一歩はこれでOK
✔ いきなり資格学校に行かなくていい
✔ まずは過去問で「敵を知る」
✔ 法規は後回しでOK
✔ アプリで十分スタートできる
一級建築士試験は、
正しい順番で始めれば、誰でも現実的に狙える試験です。
まずは今日、
過去問を1問解くところから始めてみてください。


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