こんにちは、サニーです。
今回は二級建築士を2回・一級建築士を1回受験した私が、
製図試験で**最初に取り組むべき「動線計画」**について解説します。
結論から言います。
製図試験で最初にやるべきことは「動線計画」です。
製図試験の立ち回り(最初にやること)
私が試験本番で行っている流れは、以下の順番です。
① 回答用紙に氏名・受験番号を記入
これは言うまでもありませんが、最優先です。
② 敷地図をしっかり見る
ここでの目的は
設計条件・敷地条件・周辺条件を読むときに、敷地図が頭の中でイメージできる状態にすることです。
③ 問題文を一通り読む
この時に注意するのは、
- 過去問で慣れた「思い込み」
- イレギュラー条件
- 出題者の“いじわる”
がないかを集中して確認することです。
④ 敷地図を見ながら動線計画を決める
ここで初めて、動線を確定させます。

動線計画の基本的な考え方
基本ルールはとてもシンプルです。
- 大通り側(メイン道路)
→ 利用者動線 - サブ道路側
→ 施設管理者動線
そして最重要ポイントは、
👉 利用者動線と管理者動線を交差させないこと
です。
令和5年 図書館課題で実際に悩んだ動線計画
私が合格した令和5年の図書館課題では、動線計画にかなり悩まされました。
条件は以下の通りです。

- 北側:駅
- 東側:公共駐車場
つまり、
- 駅からも
- 駐車場からも
利用者をアクセスさせる必要があるという状況でした。
そうなると、
- どうしても管理者動線が交差する
- 駐車場からエントランスまでの距離が長くなる
という問題が出てきます。
また、
- メインエントランスとサブエントランスは
→ ある程度離した方がゾーニングしやすい
というセオリーもあります。
正直この時点で私は、
👉 「どちらかは免れない」
と覚悟しました。
私が下した決断(約1分)
私が選んだのは次の計画です。
- 南側にメインエントランス
→ 駐車場からのアプローチを最短に - 北西側に管理者用サブエントランス
→ ゾーニングしやすく、動線が交差しない
迷った時間は1分程度です。
製図試験は、
一度決めたら引き返す時間はありません。
周囲の反応と公式解答例
試験後、N校の講師から
「200人中、南側メインエントランスは2人だけだった」
と言われました。
正直「え?そんなに少ないの?」と思いましたが、
私はこの計画に違和感はありませんでした。
その後、建築技術普及センターの標準解答例を確認すると、
解答例①
- 北:サブエントランス(利用者)
- 西:メインエントランス
- 南:サブエントランス(管理者)
👉 駐車場からのアプローチが長い
解答例②
- 北:サブエントランス(利用者)
- 南:メインエントランス+管理者動線
👉 利用者と管理者動線が交差
どちらも完璧ではありません。
なぜ合格できたのか
建築士製図試験には
「完璧なBESTな解答」は存在しません。
求められるのは
👉 より良い「Better」な選択です。
私が合格できた理由は、
- なぜその動線にしたのか
- どの欠点を避け、何を優先したのか
を、そのまま回答用紙に文章でアピールしたからだと思います。
↓実際のイメージです。

採点者は
計画の意図を読み取ってくれたのだと感じています。
結果的に、
- 致命的な減点が少なかった
- 全体として整合性が取れていた
これが合格につながりました。
まとめ
- 製図試験は動線計画から考える
- 決めたら迷わず突っ走る
- 作図を早めに終わらせ、工夫した点を文章で書く
次回は、
**「減点項目を最小限にする考え方」**について解説します。


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