「一級建築士になりたい」
そう思った瞬間から、少しずつ手放していくものがありました。
特別な才能があったわけでも、最短ルートを知っていたわけでもありません。
現場で一生懸命働く、ごく普通の監督です。
それでも合格を目指す以上、
時間・体力・気力は有限で、何かを得るには何かを捨てる必要がありました。
この記事では、
一級建築士になるまでに実際に手放したものを正直に書きます。
これから挑戦する人が、
「自分だけじゃない」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
① 「今日は仕方ない」という言い訳
仕事がきつい日ほど、
「今日は無理」「明日やろう」と思ってしまいます。
でも、
その“今日は仕方ない”が積み重なると、
試験本番で必ず後悔します。
完璧じゃなくていい。
誕生日でも・・・勉強する。体調が悪くても勉強する。現場でトラブルがあった→関係ない
大切にしていたことは「その日のベストを尽くす」
この考え方を持つために、
自分への甘さを捨てました。
② 自由な時間
仕事が終わって家に帰る。
テレビをつけて、スマホを触って、なんとなく時間が過ぎる。
昔は当たり前だったこの時間を、
一級建築士の勉強を始めてからはほぼ捨てました。
- ダラダラYouTubeを見る時間
- SNSを意味もなく眺める時間
- 何も考えずに過ごす夜
これらはすべて、
「あと30分勉強できる時間」に置き換えました。
正直しんどいです。
でも、この積み重ねが後で効いてきます。
③ 付き合いの飲み会・誘い
「今日飲みに行かない?」
「たまには息抜きしようよ」
悪気のない誘いほど断るのが大変でした。
全部を断ったわけではありません。
でも、目的のない飲み会はほぼ行かなくなりました。
その代わりに得たのは、
- 翌朝の集中力
- 勉強のリズム
- 自分との約束を守れた感覚
一級建築士を目指す期間は、
少し“付き合いが悪い人”になる覚悟がかなり必要だと思います。
④ 合格までの近道という幻想
SNSやネットには、
「この方法で一発合格」「最短ルート」
という情報が溢れています。
でも現実は、
- 地道なインプット
- 繰り返しの過去問
- 理解できない部分との格闘
これしかありません。
楽に合格したいという気持ちを捨てて、
遠回りに見える正攻法を選び続けました。
⑤ 周りと比べる気持ち
- もう合格した同期
- 勉強が進んでいそうな人
- 自分より要領が良さそうな人
比べ始めると、キリがありません。
他人と比べるのをやめて、
昨日の自分と比べることに集中しました。
これも、捨てたもののひとつです。
それでも捨ててよかったと思う理由
正直、楽な道ではありませんでした。
途中で「何やってるんだろう」と思うことも何度もあります。
それでも、
- 本気で何かに向き合った経験
- 自分で決めてやり切った感覚
- 合格した時の達成感
これらは、
捨てたもの以上の価値がありました。
これから目指す人へ
一級建築士は、
時間を犠牲にしないと取れない資格だと思います。
でも、
その時間は一生失われるものではありません。
数年だけ本気で捨てて、
一生使える資格を手に入れる。
もし今、迷っているなら、
「何を捨てられるか」を一度考えてみてください。


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