今回は、22歳で一級建築士に合格した私が、二級建築士の製図試験で「落ちた年」と「受かった年」の違いについて解説します。
結論:経験の違い
実務で図面を見まくったかどうか、これが一番大きな差でした。
失敗した年(20歳・高卒2年目)
私が最初に二級建築士の製図試験を受けたのは、高卒2年目の20歳のときです。
正直に言うと、この頃は建築の知識が圧倒的に足りていませんでした。
・納まりを何も知らない
・図面で分からない数字・文字がある
・図面チェックは何をすればいいのか分かっていない
今思えば、建築の基本そのものを理解できていなかったと思います。
当然、結果は不合格でした。
本番の出題で初めて敷地に勾配があり、私はスラブも基礎も全て勾配なりに躯体を作るという、ありえない構造で建物をかいてしまいました。なぜなら基本を習得出来ていませんでした。
合格した年までの1年間で変わったこと
不合格だった年から次の試験までの1年間、
私は施工管理の実務でRC造の図面を徹底的に見る経験を積みました。
・躯体図
・平面詳細図
・基準階の図面修正
現場規模が小さいときは、
自分でCADを使って基準階の図面を修正することもありました。
その中で、上司から
・フカシ
・スリット
・目地
・勾配
・各部の納まり
を一つひとつ教えてもらいました。
初めて知ったとき、
「建築って面白い」「寸法にはすべて意味がある」
そう感じたのを今でも覚えています。
現代の寸法は、代々培われてきた合理的なルールの集合体なんだと実感しました。
勉強×実務で一気に伸びた
この1年間で変わったのは、
勉強+実務 → 勉強×実務になったことです。
・勉強した内容を実務で確認できる
・実務で見た納まりを試験で再現できる
この相乗効果で、製図の理解度が一気に上がりました。
二級建築士製図試験の本質
二級建築士の製図試験では、
細かな納まり図が本番で出題されます。
しかも、
・イレギュラーな条件
・いじわるな設定
が普通に出てきます。
丸暗記した図面だけでは、確実に対応できません。
一方で、
建築の基本が分かっていれば対応できる問題でもあります。
まとめ
二級建築士製図で合格できた理由は、
・実務で図面を見まくった
・納まりの意味を理解できた
・暗記ではなく「基本」で考えられるようになった
この3つでした。
製図試験は、
**「描けるか」ではなく「分かっているか」**が問われます。
だからこそ、
基本から学ぶことが本当に重要だと思います。


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